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レン耐 イベント 2024.08.25

Let’sレン耐レポート【東日本シリーズR-17】袖ヶ浦FRW 3時間耐久レース

Let’sレン耐レポート【東日本シリーズR-17】袖ヶ浦FRW 3時間耐久レース

<開催概要>

大会名: Let’sレン耐 袖ケ浦FRW 3時間耐久レース

開催場所:千葉県・袖ヶ浦フォレストレースウェイ

開催日:2024年8月25日(日)

天気:晴れ

気温:32℃

<開催クラス>

マイスタークラス 1台

CBR250Rクラス 6台

Grom5クラス 20台

Grom4クラス 17台

参加チーム:44台

総勢:  142名

松戸直樹選手のチームに元世界チャンピオンの原田哲也さんが駆けつけた

お盆時期ということもあってレン耐は2週間のお休みを挟み、8月の最終週に恒例の袖ヶ浦フォレストレースウェイでの3時間耐久レースが行われた。午前中だけでレースが終了するということで気軽に参加できる一戦である。今回も好天の下、大変多くの参加者を集め、午前9時42分、気温32度の中レースはスタートした。

そして、元全日本250ccチャンピオンの松戸直樹さんが仲間を募り参戦し、直樹選手の応援に元世界GP250チャンピオンの原田哲也さんも来場し、イベントを盛り上げてくれた。

<レポート>

参戦台数が多いため、この袖ヶ浦戦でもタイムラインを2レーン化する対策を行ったが、今回はGrom4とそれ以外というレーン分けを行った。また、ガソリンの追加給油としてCBRで5リットル、Grom5で2リットル、Grom4で1リットルが食われられるのだが、これまではレン耐側がタイミングを見計らってピットインのタイミングで給油を行っていたが、今回は参加者の判断でのタイミングの給油となった。

#15「GRACE&LINK292」から参加した松戸直樹選手約25年ぶりの走行だ

午前7時から受付を開始し、レースは午前9時半にはスタート予定だったが、参加チームも多く受付やレース前のチーム撮影などで時間がかかったことから、予定よりも若干遅れて午前9時42分に日章旗が振られル・マン式スタートで全車がスタートを決めた。決勝レースのチェッカーは午後12時42分ということとなった。

スタートからCBR250Rクラスの#104「三宅さんと一緒」が好スタートを決めレースを引っ張っていきます。Grom5クラスでは#5「お主も悪よのう1」、そしてGrom4クラスは#21「イケイケ団」が序盤から好調さを見せていく。

序盤は何事もなく全社が周回を重ねていくが、45分ほど経過したところで#11「三鷹大サーカス」、さらにそこから30分ほどたったところで#1「moto Coccinella」とぽつぽつと転倒が見られるようになる。またピットアウトの際のホワイトラインカットを行うチームも多く、事務局への呼び出しがなされ、再三注意が行われていた。

今回はダブルペリア式ハンデの適用がGROM4クラスのみということもあって、GROM5クラス及びマイスタークラスはレース前半のペース配分の駆け引きもないままにレースは進行していく。

そしてレースは1時間半を経過し、折り返し時点での結果を元に、GROM4クラスでは恒例のダブルペリア式ハンデを決めることとなった。今回17台が参戦するGROM4クラスでは、いずれも転倒はナシということで、この時点でクラス最後尾となる17番手(総合41番手)を走行していた#22「DRC」がサイコロを振る権利を獲得。ここで3つのサイコロを使い、最小3から最大17までのいずれかの目を出すことになったのだが、なんと規定最大の「17」の目が出て大きな歓声が上がった。つまりサイコロを振った最後尾の22号車に最大のハンデが与えられ、順位が完全にひっくり返ることとなったのだ。この時点で17位の22号車(38周走行)とトップの#35「アクアテクニカwithセントラル設備(46周走行)」の周回差は8周。これに1.5を掛けた12周が22号車に与えられることとなった。

レースのほうは2時間を経過した午前11時47分、#82「チーム旬250A」の転倒で、その車両回収のためセーフティカー(SC)の導入によりこのレース初となるFCYが導入される。SCが入ったことで、SCの通過直後に一定期間だけピットロード出口は開くものの、それ以外のタイミングは閉鎖となる。そのためタイムラインにはピットアウト待ちの車両の列が長くなっていく。

このタイミングでお題が出されるはずのチームには、お題消化によるピットストップの効果が半減することから、このタイミングでのお題消化はキャンセル。次のピットインでのお題消化へと変更となった。つまりSC明けのタイミングまでお題の消化ができないチームが続出すれば、その後のお題渋滞がひどくなるということで、レースの結果にまたひとつ大きな不確定要素が加わり、展開が読みづらい展開となった。

SCはこの後に再度導入され、2度のSCにより、前車とのタイム差を縮めることができたチームや、ピットロード出口封鎖によりコースに出られず、周回数を重ねることができないままSCの通過を待つチームもあり、また、チーム判断で追加給油をすることとなった今回、最後の最後でピットに入ろうとしたが、残り5分でピットロード入り口は閉鎖となるため、給油ができないままガス欠でストップしてしまったチームもあったりと、レース後半で波乱の展開が続いた。

それでも午後12時43分、#104「三宅さんと一緒」にチェッカーが振られレースは終了となった。今回はホワイトラインカットなどが多発しペナルティも多くあったが、迅速な集計作業もあり、片付け作業を終えた各チームが集まって表彰式が行われた。

CBR250Rクラスでは、今回唯一の100周越えとなる103周を走行した#104「三宅さんと一緒」が優勝した。SNSを通じて知り合ったバイク仲間でこれまで10回くらい参戦しているという。250のマシンなら速くて楽しいだろうとバイクを購入して今回の参戦となった。250クラス初参戦だったが「拓磨さんの注意をちゃんと聞いてマナー良く走ったのが勝因ですね」とコメント。

GROM5クラスでは、#13「マイペース」が優勝。昔レースに出ていた経験もあってまたレースをやってみたいということで大学時代の友人や会社関係の仲間でレン耐に参戦をはじめ、今回で3回目の参戦となったこのチーム。「袖ヶ浦のコースは初めてでしたが、転ばないようにマイペースで走りました。様子見しながらでしたが、うまく順位を上げることができました」とコメント。

GROM4クラスの優勝は#21「イケイケ団」。今回は初めての袖ヶ浦フォレストレースウェイへの参戦だったが、女性メンバーをうまく起用したことと燃費に気を付けて走行したこと、そして今回もチーム員であった故)鈴木和浩さんの墓参りをしてからの参戦が良かったのでは?と。

正式結果は以下のとおり。

<4時間耐久>

CBR250クラス

1位 #104 三宅さんと一緒   103周

2位 #51 Yellow Line Donkeys   99周

3位 #102 ブルート   97周

Grom5クラス

1位 #13 マイペース   91周

2位 #8 ポンコツレーシング   91周

3位 #4 クロスレーシング   90周

Grom4クラス

1位 #21 イケイケ団   93周

2位 #25 team theVoice-B   92周

3位 #31 TOMATO   91周

人生初レース

1位 #31 TOMATO   91周

2位 #26 自分勝手   91周

3位 #22 DRC   87周

特別賞

参加した全ライダーの平均年齢が最も若く、元気にレン耐を楽しんでいたということで「#31 TOMATO」に贈られた。

 

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