レン耐2025アーカイブ レン耐 イベント 2025.06.01
Let’sレン耐レポート【東日本シリーズR-10】Let’sレン耐ハルナ 150分耐久レース
<開催概要>
開催日:2025年6月1日(日)
開催名称:Let’sレン耐 ハルナ150分耐久レース
開催場所:群馬県 ハルナモータースポーツランド
天候:曇りのち晴れ
路面状況:ドライ
参加台数:12台
マイスタークラス:3台
Grom5クラス:6台
Grom4クラス:3台
参加人数:12名
<レポート>
今年2回目となった群馬県のハルナモータースポーツランドで「Let’sレン耐150分耐久レース」が開催されました。
朝方は湿度の高い曇り空に包まれたものの、時間の経過とともに日差しが差し込み、気温は初夏を思わせる22℃前後まで上昇。路面は一時的に湿り気を帯びましたが、レース開始時には完全なドライコンディションとなりました。標高の影響もあり、風は涼しく吹き抜け、走行には絶好の環境が整いました。
そして、今回の大会は、レン耐史上初となる「1人レン耐」として開催。体力・集中力・マシンコントロールすべてが試される特別な一戦に、参加者・観客ともに大きな注目が集まりました。
今回は レン耐史上初の「1人レン耐」 として開催され、すべてのライダーが1台のマシンを最後まで走らせる過酷な挑戦となりました。

今回の特別ルールとして「10分間ピット義務」「ダブルペリアによる中断・再スタート」「年間ポイントは通常の1/3付与」が設定され、従来とは異なる戦略性と緊張感を持った大会となりました。

また、全車両に Vesrah製ブレーキパッド を装着し、参加ライダーからは「扱いやすく、しっかり止まる」との高評価が寄せられました。

スタートは日章旗を使ったルマン式スタートにて開始。

スタート直後は、 マイスタークラスではRTザ青梅の#3平野選手、#2下田選手、#1高橋選手の3台が揃ってトップグループを形成し、「黄色の三連星」を思わせる安定感を見せました。

Grom5クラスは#6柳選手が序盤から首位に立ち、#4小室選手・#5石山選手と激しい三つ巴の展開。
Grom4クラスは#33福井選手が序盤からクラスリーダーとして快走。

そして、レースは1時間15分を経過した時点で赤旗中断となった。
通常は走っていないチーム員がダブルペリア方式で決める場所に集まり、サイコロを振り、その同行を見届けるが今回は1人耐久としているため、レースが一時休止として、
サーキットが一時的に静寂に包まれるシーンもあり、観客にも緊張感を与える特異な展開となりました。
ここで「ダブルペリア方式」によるレン耐特有のハンデ調整が行われました。
その結果、 マイスタークラス:ハンデ0周、Grom5クラス:最大12周のハンデ、Grom4クラス:最大2周のハンデとなった。

赤旗からレーススタート方式はローリングスタート方式となり、最終コーナーまで一列になって、グリーンフラッグが振られたらレース再開となった。
そして、各ライダーが一斉にペースアップ。

マイスタークラスでは平野選手と下田選手が周回ごとに入れ替わる攻防を展開。
Grom5クラスは#4小室選手と#6柳選手、#5石山選手が接近戦を演じる中、終盤になり#8平光選手が転倒し順位を落とす波乱も発生。

Grom4クラスはteam the voice Aの3台がクラス優勝を懸けて僅差で競り合い、会場を大いに沸かせました。
疲労がピークに達する中、最後まで集中力を切らさない戦いが続きました。

そして、スタートから150分が経過して、Grom4クラスの#33福井選手からチェッカーを受けた。
マイスタークラスは#3平野選手が#2下田選手との接戦を制し優勝。
Grom5クラスは#4小室選手が安定した走りで93周を走破し優勝を獲得。
Grom4クラスは#33福井選手が粘りの走りでクラス優勝を果たしました。
正式結果は以下の通りです。
<マイスタークラス>

1位 #3 平野タカシ (RTザ青梅) 76周
2位 #2 下田憲司 (RTザ青梅) 76周
3位 #1 高橋俊英 (RTザ青梅) 74周

Grom5クラス
1位 #4 小室 政行 (Teamファクトリー小室) 93周
2位 #9 濱地 毅 (チームTD-Keys) 85周
3位 #6 柳鐘 拓 (Teamファクトリー小室) 82周

Grom4クラス
1位 #33 福井 省一(team the voice A) 83周
2位 #32 小堀 哲 (team the voice A) 81周
3位 #31 中井 照智(team the voice A) 81周
■ まとめ
初の「1人レン耐」という試みは、ライダーの体力・集中力・戦略が問われる特別なレースとして成功を収めました。
ダブルペリア方式による再スタートや10分間のピット義務は、従来にはない独自の緩急を生み、観客に新鮮な驚きと緊張感を与えました。
今季からパートナー企業として協賛いただいた Vesrah製ブレーキパッド は、全ライダーから高い評価を受け、ブレーキの品質をレースを通じて強く訴求する結果となりました。